イギリスの観光名所はロンドンだけじゃない。
ロンドンから車で約3時間足を伸ばして、イギリス中世、貴族の世界観を感じに行ってみました。
この記事では、チャッツワース・ハウスの魅力と、訪れる際に役立つ情報をお伝えします。
(2022年2月現在の情報となります)
チャッツワース・ハウス(Chatsworth House)とは
チャッツワース・ハウスは、イギリスのピークディストリクト国立公園の中にあるカントリー・ハウス。
737ヘクタールに及ぶ広大な土地の中に、邸宅と庭園がある。
東京ディズニーランドが約51ヘクタールなので、14倍以上の大きさということになります。
東京ディズニーランド14個分、、、凄まじい広さですね。
敷地内に入ってからも、邸宅や庭園にたどり着くまで車でしばらく走ります。たくさんの羊に出会いました。
1549年にエリザベス・ハードウィックと夫のウィリアム・キャベンディッシュ卿によって最初の建築物が建てられ、元の邸宅は、1569年から1584年の間にスコットランドの女王メアリーが何度か投獄されていたことでも有名。
今では想像もつかないような使われ方で、驚きます。
邸宅の中には芸術作品や骨董品、彫刻など、4000年に及ぶ作品が飾られており、25部屋が見学可能。
敷地内には約42ヘクタールの庭園があり、運河の池、温室、ヴィクトリア朝ロックガーデン、巨大迷路、農場などがある。
現在これらの大半が、1981年に設立された登録慈善団体である「チャッツワースハウストラスト」によって運営されている。邸宅や庭園は一般公開されており、訪問者の入場料のすべてが、邸宅、美術作品、庭園、森林、などの保護に使用されている。
現在、チャッツワース・ハウスはデヴォンシャー公爵夫人の本拠地であり、キャベンディッシュ家の16世代に受け継がれている。
アクセス方法
ロンドンから車で約3時間半。
駐車場はDE45 1PPとDE4 2NX(←ポストコードです)の二箇所。前者の方が邸宅のすぐ横で近いのでおすすめです。
駐車場は£5(クリスマスマーケットの期間を除く)
邸宅や庭園を見学するためにはチケットの予約が必須で、基本的にチケットに駐車場代も含まれています。
プライドと偏見のロケ地
チャッツワース・ハウスは、映画「プライドと偏見」のロケ地としても使用されています。
実は、今回の訪問の一番の理由はそこでした。
「映画のシーンで使われた場所を、自分の目でみてみたい」
映画で見ていた時よりもさらに壮大な建物で、期待を裏切られることなく楽しむことができました。
ジェーン・オースティンは、ベイクウェルとチャッツワースを基点として、小説「高慢と偏見」を書いたと言われおり、チャッツワース・ハウスは、ダーシーの壮大な地所「ペンバリー」のインスピレーションとなったらしいです。
お土産売り場には、映画用に作成された「ダーシー」の彫刻が今でも展示されていました。
庭園を見学
今回の訪問では、邸宅の中は見学せず、庭園のみ。
クリスマスシーズンには邸宅内が豪華できらびやかに装飾され、さらにクリスマスマーケットも催されるとのこと。その時期に合わせて再訪したいです。
バギーカーで回るガイド付きツアー(£15)もありますが、自分の足で探索。
とにかく広大。
そして、なんともイギリスらしい空模様。
カスケード(人工滝)
ロックガーデン
このロックガーデンが美しくて、しばらく座って見とれました。
邸宅の外観
噴水
この噴水、上に向かってものすごく高く上がることで有名。かつては90m、今は60mにまで達するそう。
残念ながら、今回は見ることができず。
巨大迷路
比較対象がなくて、大きさがわからないですね、、、
意外と難しくて、大人にもかかわらず夢中になってしまいました。
今回は他の予定があったため、2時間程度の滞在でした。邸宅内の見学も合わせてする場合は半日程度はかかると思われます。
「美しい」がたくさん詰まっている庭園で、ここには載せきれないほどたくさんの写真を撮ってしまいました。
庭園の見学だけでも行く価値があると思えるほどのボリュームです。
施設・設備(レストラン・トイレ)
<庭園内>
・トイレ4箇所(無料)
・数カ所フードトラックがあり、ピザやスコーン、アイスや飲み物を購入できる。
<施設内のレストラン>
The Carriage House Café
The Flying Childers restaurant
アフタヌーンティーを楽しむことができる。£40〜
要予約。(駐車場代も含まれている)
The estate farm shop café
現在、予約システム無し。
The Cavendish restaurant
現在休業中。2022年3月25日から再開予定。
<お土産ショップ>
施設内からでも庭園からでも入ることができる場所に立地。
おわりに
イギリスの中世や、映画「プライドと偏見」の雰囲気を感じることができる貴重な体験でした。
少しでも魅力が伝えられていたら、嬉しいです。
イギリスにお住まいの方、イギリスへ訪問される方の参考になりますように。
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