イギリスのロンドンに住んで3年半になる私ですが
昨年末に、クローゼット内に大量の「カビ」が発生しました…。
この記事では、実際に私が経験して学んだ
カビが発生した際の対処方法と、予防方法について紹介します。
これからイギリスへ住む人や、現在カビに悩まされている人に少しでも役立つと幸いです。
この記事を読むと分かること
・イギリスでカビが発生する原因
・カビが発生した際の対処方法
・カビの予防方法
・イギリスで購入できるおすすめカビ対策グッズ
イギリスでカビが発生する原因

①セントラルヒーティングを使用する
②通気性に配慮された家の造りではない
③クローゼットが外壁に面している
イギリスではこまめな掃除を心がけていても、カビが発生します。
日本とは異なる、イギリス特有のカビの原因について説明します。
原因①:セントラルヒーティングを使用する

イギリスは、夏の時期がとても短く、8月や9月頃から肌寒くなります。
多くの家庭ではセントラルヒーティングを使用し、家の中を温めていたり
寝室であれば、眠っている間に自らの体温で、室内の温度が上昇したりします。
室内の温度が上昇し、外気との差が生まれると結露が生じ、カビが発生しやすい環境になります。

簡単にいうと、結露が生じるジメジメした期間が長いのがイギリスです!
原因②:通気性に配慮された家の造りではない

イギリスの住宅は、通気性に配慮された造りではありません。
例えば、私が住んでいるフラットの場合
寝室や客室には、小さな窓が1つずつあるのみで
窓を開けていてもあまり風が通っているとは思えません。

バスルームには、換気扇がなく、気持ちばかりの小さな窓があるのみです。
換気してカビ対策をしたくても、換気ができる構造ではないのも原因の1つと言えます。
原因③:クローゼットが外壁に面している

私が経験したクローゼットのカビの大きな原因の1つが
クローゼットが外壁に面していることでした。
クローゼットと壁一枚隔ててすぐが、外ということになるので
温度差が生じて、クローゼット内で結露が起こります。

実際、外壁に面していないクローゼットには、カビは発生していません。
この原因は、全ての住宅に当てはまるわけではありませんが
もし、クローゼットが外壁に面している人がいたら要注意です!
カビが発生した際の対処方法

イギリスでは、カビの発生が比較的高頻度で起こるので
スーパーや薬局で簡単にカビ用の掃除用品が購入できます。
実際に、私が使用した用品はこちら▼

クローゼット内の天井や壁のカビは、これで対処しました。
さまざまな場所に使用でき便利です。(キッチンシンク/バスルーム/トイレ/木製ではない食器棚/壁/カーテン/ゴミ箱/タイル etc…)
バスルーム用のカビ用スプレーです。
カビが気になる部分に吹き付けて5分程度置けば除去できます。
カビがひどくなる前にこまめに使用するようにしています
広範囲に広がるひどいカビの場合や、天井のカビでスプレーしても薬品が垂れてしまう場合は
キッチンペーパーに薬品をスプレーし、カビの部分にくっつけると
まるでパックしているかのように、薬品を付けたい部分にしっかりと付けられるのでおすすめです。
カビの予防方法

①こまめに換気する
②除湿剤を使用する
③こまめに水切りする
④クローゼットの中身を減らす
カビの餌となるホコリをためないように掃除するのは必須ですが、それ以外に実施できる予防方法を紹介します。
予防方法①:こまめに換気する

避けては通れないのが換気です。
1日に最低30分程度、天気が良い時間帯を見計って窓を開けて換気しましょう。
上記で述べたように、イギリスの住宅の構造上、換気がしづらい場合もあります。
その場合は、扇風機を使用して室内の空気を循環させるのがおすすめです。
以下の動画で、効率的な換気の方法をわかりやすく説明してくれているので、参考までに▼
予防方法②:除湿剤を使用する

私は、カビに悩まされて以降、除湿剤を使用し始めました。
想像以上に効果を発揮してくれています!
私は、クローゼット内や窓付近に置き型の除湿剤を設置しています。
使用している除湿剤はこちら▼
使用方法は簡単で、一旦青い蓋を外して中の銀色のフィルムを剥がします。
この際、下の白いフィルムは剥がさないよう注意してください!

青い蓋を戻したら、気になる場所に置いて終了です。
数ヶ月で、このように水がたまります。
除湿剤の減りが目に見えるので、替え時が分かりやすくておすすめです。

予防方法③:こまめに水切りする

入浴後のバスルームの壁や、結露してしまった窓は
水切りワイパーを使用してこまめに水を切ると、カビの予防になります。
渡英前であれば、日本の100均で購入してくるのをおすすめしますが
イギリスでも水切りワイパーの購入は可能です。
予防方法④:クローゼットの中身を減らす

この対策は自分の反省点になりますが
クローゼットの中身が多すぎると換気不足になったり
掃除が行き届きにくくなったりするので、減らすのをおすすめします。
私の場合は、ラックを購入し衣類の収納をクローゼット外でもするようにしました。
クローゼットのドアも極力開けたままにし、換気するのがおすすめです。
使用しているラックはこちら▼
おわりに
イギリスは、夏が短くジメジメした季節が長いので、カビが発生しないような工夫が必要です。
実際に私が使用してよかった物を紹介しているので、ぜひ試してみてください。
私のように嫌な思いをする前に、カビ対策するのがおすすめです!
この記事が少しでもお役に立ちますように。
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