ミュージカルといえばアメリカのブロードウェイと並んでロンドンのウエストエンドが有名です。
美しいシアターと大迫力のオーケストラ、美しい歌声や演出に魅了されること間違いなしです。ぜひロンドンに来たら本場のミュージカルを体験して記憶に残る思い出を作ってください。
この記事ではイギリス在住の私が実際に観たミュージカル8つについて、おすすめポイントや役立つ情報を紹介します。
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お得にイギリス旅行の予約をしたい人はこちらからこの記事を読むと分かること
・おすすめのミュージカル8つ
・おすすめポイント
・どんな人におすすめか
・席を選ぶ際に役立つミニ情報
・シアターの場所
・子供連れの方にお得な情報
ロンドンのおすすめミュージカル
ロンドンにはシアターが39カ所あり、歴史ある作品から現代的なストーリーの作品まで多種多様なミュージカルが上演されています。それぞれの特徴やおすすめポイントなどを紹介していきます。
お得にイギリス旅行の予約をしたい人はこちらからおすすめ①:MAMMA MIA!(マンマ・ミーア!)
「マンマ・ミーア!」は日本でも有名な映画ですが、実は1999年にウエストエンドでミュージカルとして上演されたのが最初でした。
多くの人々にとって聞き馴染みのあるABBAの曲22曲で構成されています。
おすすめポイント
映画を観たことがあれば、英語があまり得意ではなくてもストーリーを理解しながら楽しむことができます。英語が理解できなくてもABBAの曲が好きな人であれば終始楽しめること間違いなしです。
一番最後には観客も総立ちで、全員でダンシングクイーンを歌って踊っていました。全く知らない人たちとも一体となって楽しめている感覚があり、日本での観劇とは一味違うとってもハッピーになれるミュージカルです。
シアター詳細
場所:Novello Theatre(Aldwych, London WC2B 4LD)
上演時間:2時間35分(休憩時間含む)
年齢制限:3歳以上
ホームページ:MAMMA MIA!
おすすめ②:The Lion King(ライオンキング)
ミュージカル「ライオンキング」はディズニーのアニメーション映画を基に作られています。ウエストエンドのミュージカルの中で興行収入トップのロングラン作品です。
おすすめポイント
動物たちの王国がシアターの中で完璧に再現できており圧巻です。すべての動物の細かな動きを演者たちが完全に再現しており、まるで本物の動物を見ているかのようです。細部にまでこだわった動き、そして計算し尽くされた衣装に魅了されること間違いなしです。
演者の数が多いので迫力満点のステージが見られます。ストーリーもわかりやすくファミリーフレンドリーなシアターなので子供連れでも大丈夫です。
動物たちの行進を表現するように演者たちが通路の間を歩いて通る場面があります。近くで観たい方は「ORCHESTRA STALLS」の通路側の席を予約することをおすすめします。
シアター詳細
場所:Lyceum Theatre(21 Wellington St, London WC2E 7RQ)
上演時間:2時間30分(休憩時間含む)
年齢制限:3歳以上
ホームページ:The Lion King
おすすめ③:Mary Poppins「メリー・ポピンズ」
ディズニー実写アニメーション映画で有名な「メリー・ポピンズ」はP・L・トラヴァースの小説「Mary Poppins」が基になっています。2004年からウエストエンドでのミュージカルが始まりました。
おすすめポイント
ストーリーの舞台が1910年代のロンドンなので、昔のロンドンの風景や雰囲気を味わうことができます。演者のほとんどがきれいなイギリス英語で話すので聞き取りやすいです。
メリー・ポピンズが使う魔法の仕掛けが見事で、どのように細工されているかわからないです。本当の魔法のようで大人心をワクワクさせてくれます。
途中、メリー・ポピンズが傘を持って飛ぶ有名なシーンがあるのですが、私の座っていた位置(Stalls後方)からだと途中から見えなくなってしまいました。
Stalls席であれば前の方、それかDress CircleやGround Circleの方が見やすいかもしれません。(そのシーンに限った見やすさですのでご了承ください。)
シアター詳細
場所:Prince Edward Theatre(Old Compton St, London W1D 4HS)
上演時間:2時間50分(休憩時間含む)
年齢制限:5歳以上
ホームページ:Mary Poppins
おすすめ④:Les Misérables(レ・ミゼラブル)
「レ・ミゼラブル 」はヴィクトル・ユゴーの小説を基にしたミュージカルで1985年にロンドンで初演されました。
1815年のナポレオン没落から1832年の六月暴動までのフランスの様子が、主役ジャン・バルジャンの人生を軸に描かれています。
おすすめポイント
シアターが小ぶりのため、オーケストラの音圧を存分に感じることができます。演者の歌唱力も抜群で鳥肌が立つほどの迫力です。
基本的にすべてのセリフが歌になっているので英語を聞き取るのが難しいです。映画でストーリーを予習していくことをおすすめします。
個人的な感想ですが、私は映画を2回観ましたがいまいち登場人物の気持ちやその時代背景を感じ取ることができませんでした。しかし今回ミュージカルを鑑賞するにあたり、舞台となっている時代のフランスの歴史についても事前に読んでから臨んだところ、ストーリーや登場人物の感情の理解がしやすかったのでおすすめします。
どの曲も素晴らしいのですが、「Do You Hear the People Sing?(民衆の歌)」はその時代の人々の強い思いを感じ涙が出ました。
シアターが小さく前後の席の間隔も狭いので、前に座る人が大きいとステージが見えづらいです。前に座る人は選べないので運に任せるしかないですが、、、。後ろの人に迷惑がかからないよう大きなお団子ヘアや背の高い帽子などは避けた方が良いです。
シアター詳細
場所:Sondheim Theatre(51 Shaftesbury Ave, London W1D 6BA)
上演時間:2時間50分
年齢制限:8歳以上
ホームページ:Les Misérables
おすすめ⑤:Phantom Of The Opera(オペラ座の怪人)
「オペラ座の怪人」はフランス人作家ガストン・ルーの小説を基に作られたミュージカルで、1986年にロンドンで初演されロングランのミュージカルです。
「ロンドンのミュージカルと言えばこれ!」と言われる作品です。
おすすめポイント
オペラ座が舞台の内容であるため、オペラの雰囲気、楽曲を堪能することができます。どの楽曲も耳に残って離れないのはさすがだなと感じました。各演者の歌唱も迫力があり素晴らしかったです。
基本的にすべてのセリフが歌になっているので英語を聞き取るのが難しいです。映画でストーリーを予習していくことをおすすめします。
ミュージカルの前半にステージ上にあるシャンデリアが上に引き上げられていく演出があり、それ以降シアターの天井にそのシャンデリアがつられているのですが、私が座っていた位置(Stalls後方)からは見えませんでした。
気になる方はStallsであれば前の方、それかRoyal Circle、Garden Circleの方が良いと思います。
シアター詳細
場所:Her Majesty’s Theatre(Haymarket, St. James’s, London SW1Y 4QL)
上演時間:2時間30分(休憩時間含む)
年齢制限:4歳以上
ホームページ:Phantom Of The Opera
おすすめ⑥:Hairspray(ヘアスプレー)
映画「ヘアスプレー」を基に作られたミュージカルでブロードウェイで上演を開始し、2007年からロンドンでも上演しています。現在はグラスゴーにてツアー中です。
おすすめポイント
基本的にコメディー要素が強く、陽気な雰囲気の曲が多いので英語が苦手でも純粋に楽しめます。
しかし、ただ面白おかしいだけではなく人種差別や偏見、ボディイメージ、警察のあり方、メディアバイアスなど1960年代のアメリカの社会問題に関するメッセージ性が強い作品であることも魅力です。
最後の最後までパワフルな歌と踊りを見せてくれるので元気がもらえます。演者のアドリブの演技を見ることもでき満足感たっぷりでした。
シアター詳細
場所:London Coliseum(London Coliseum, St Martin’s Ln, London WC2N 4ES)
上演時間:2時間15分(休憩時間含む)
年齢制限:5歳以上
ホームページ:Hairspray
おすすめ⑦:Singin’ In Tha Rain「雨に唄えば」
1953年に公開したミュージカル映画「雨に唄えば」のミュージカル版です。少し前に日本でも公演されていましたね。現在はウォキングにてツアー中です。
おすすめポイント
「雨に唄えば」の見所は、見事なタップダンスではないでしょうか。演者たちの息のあった動き、緩急のキレの良さ、タップシューズの音、全てが美しくて魅了されます。
演者は多くないですが場面の切り替えが多くあるので飽きずに見ることができます。
そして後半の雨のシーンでは本当にステージ上に土砂降りの雨が降ります。こんな演出他ではみられませんし貴重な体験ができますよ。ステージから数列(会場の大きさにによります)はたくさん水が飛んでくるので注意です。逆にカッパを用意して濡れに行っているファンの方たちもいました。
シアター詳細
場所:Sadler’s Wells Theater(Rosebery Ave, London EC1R 4TN)
上演時間:2時間40分(休憩時間含む)
年齢制限:5歳以上
ホームページ:Singin’ In Tha Rain
おすすめ⑧:School of Rock(スクール・オブ・ロック)
2003年に公開されたコメディー映画「スクール・オブ・ロック」を基に作られたミュージカルです。現在はニューキャッスルでツアー中です。
おすすめポイント
とにかくたくさん笑えてテンションの上がる作品です。映画を観てからであれば内容の理解は難しくないです。
「スクールオブロック」にはたくさんの子供の役者が出演しています。彼らがとっても可愛らしく、それでいて演技やダンス、楽器の演奏まで素晴らしい完成度で驚かされます。
基本的にシアターでは撮影が禁止されていますが、クライマックスのシーンでは撮影が許可されるので記念に写真や動画を撮ることができるのもポイントです。
会場には小学生くらいの子連れの家族もたくさんいました。基本的に笑ったり盛り上がったりしているので子供連れの方でも安心して楽しめると思います。
シアター詳細
場所:Gillian Lynne Theatre(166 Drury Ln, London WC2B 5PW)
上演時間:2時間40分
年齢制限:8歳以上
ホームページ:School of Rock
子供連れの方にお得な情報
実は、子供連れの方はお得にミュージカルが見られる方法があります。
毎年8月中は「Kids Week」となっており16歳以下の子供はロンドンのミュージカルや演劇、こど向けのショーなどを無料で見ることができ、二人目以降は半額となります。(同伴の大人はチケット代全額支払う必要があります。)
今回紹介したミュージカルは年齢制限が5歳以上のものが多かったのですが、幼児も一緒に入ることができるショーもあります。
「Kids Week」中には「ピーターラビット」や「おちゃのじかんにきたとら」といった完全に子供向けのショーも公演されるようなのでぜひチェックしてみてください。
おわりに
私がロンドンでみたミュージカルはごく一部でこれからもっと観ていきたいと思っています。情報は随時更新していきます。
どのミュージカルもそれぞれ特徴があり、みんな違ってみんな良いです。
芸術に関してなんの知識もない私ですが、毎回ミュージカルを観るたびに刺激を受け、自分の人生が少し豊かになったと感じます。
イギリス在住の方には、このチャンスを逃すことなく堪能してほしいですし、旅行できた方にも日本では見られない舞台を体験して行ってほしいです。
この情報が少しでもお役に立ちますように。
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