ケンブリッジ英検C1(CAE)傾向と対策:スピーキングのコツ、勉強方法を徹底解説①

ケンブリッジ英検

ケンブリッジ英検を目指して勉強しているとぶつかる一番大きな壁、スピーキング。

日本人が最も苦手意識を持っているパートではないでしょうか。

さらに英検とは異なり、受験者2人同時に受験するというスタイルのため、より一層不安を感じますよね。

私もそうでした。

実際、試験対策を開始した頃は短時間で回答を考えることもできなければ、まして英語で伝えるなんて全くできませんでした。

しかし、実はスピーキングパートが一番伸びるんです。

なんと、私は、試験本番でスピーキングのスコアが一番よかったです。

ものすごく驚きました。

スピーキング力を向上させられたのは、イギリス現地の語学学校でノウハウを教わったことや、その後も効率的に自己学習を進めた結果だと思っています。

参考

私の英語学習歴はこちら↓

英語学習歴

この記事では、ケンブリッジ英検に向けスピーキング力を向上させるためにやった勉強方法や、コツ、ノウハウを惜しみなく全て公開していきます。長くなりますが、役立つヒントが満載なのでぜひ。

ケンブリッジ英検スピーキングテストで求められていること

スピーキング試験

まず前提として、ケンブリッジ英検のスピーキングパートで「理想とされている受験者像」を知っておくと参考になると思います。

ケンブリッジ英検公式YouTubeチャンネルで試験官たちが話している動画が上がっています。

まとめると、以下のように言っています。

良い受験者とは、

・問題やパートナーの話を注意深く聞く

・問題など、わからなかった場合は聞く

・パートナーが言ったことにリアクションをとったり、興味を示したりする

・お互いに協力しコントロールし合いながら、会話を上手く進めて、結論を出す

・アイコンタクトやボディランゲージを使い、自然な会話を心がける

・わからない言葉があっても止まらず、自分の知っている単語の中で言い換えて表現する

・自分から話すことをやめるのではなく、試験官に止められるまで話し切る

・各パートの理想的な回答の長さを事前に確認し、練習をして時間感覚を掴んでおく

・正確性が高い

ちょふ
ちょふ

試験官が「preparation is key」と言っていますが、私もそう思います。練習してこそ、本番で良い結果が出せると信じています。

ケンブリッジ英検スピーキングの試験内容を解説

試験勉強

それではここから、実際の試験内容と対策について解説していきます。

スピーキングPart1

試験官と受験者間で簡単な自己紹介等のやりとりをする。

ポイント


・聞かれる質問は必ず自分自身についてなので、完璧に回答できるよう練習しておく。

・自己紹介だと思って甘く見ずに、上級レベルの単語(C1やC2レベルの単語)を使用しながら自分の英語力をアピールする。

Part1では必ず一番最初に「名前」と「出身地」を聞かれます。

ちょふ
ちょふ

ここが差を見せる最初のチャンスです!

「I’m ちょふ」「I’m from Shizuoka in Japan.」

この回答ではもったいないです。

私が試験用に練習して、本番でも言った回答はこちら↓

「I’m ちょふ」「I’m originally from Shizuoka which is provincial town in Japan, but I’ve been living in London for 2 years now.」

明らかに最初の回答より良いのではないでしょうか。

ちなみに「provincial」は「C2」レベルの単語です。可能であればフレーザルバーブ(句動詞)を入れ込むのも良いと思います。

ちょふ
ちょふ

語学学校の先生(試験管経験あり)からも、まず最初に国名ではなく地名を答えてから、それを修飾するようアドバイスされました。

上級レベルの単語の見つけかたはこちらで解説しています↓

「名前」「出身地」の後に、「趣味」「英語学習歴」「出身国について」など、その他の質問が数個投げかけられます。

Engexam.info」というサイトで、よく聞かれるPart1の質問サンプルをまとめてくれています。回答例も合わせて載っているのでとても役立ちます。

スピーキングPart2

与えられた3枚の写真から2枚を選択し、1分間、比較しながら描写する。加えて、問題用紙に書かれている2つの質問についても時間内に回答する。

描写後、試験官からの写真に関連した質問をパートナーが30秒程度で回答する。

別の写真を使用し、もう一人の受験者も行う。

画像引用元:Free:Paper-based sample test|Cambridge English
ポイント


・各写真の描写は最小限にし、2枚を比較して「共通する点」と「異なる点」をできるだけ多く言う。

・見た目だけでなく、被写体の感情や状況についても予測して比較する。

・比較していることを表す言葉を使う。
ー例ー
「on the other hand」「while」「whereas」「both」


・確実ではないことを言う際には必ず、不確かであることを表す助動詞や副詞、動詞を使う。
ー例ー
「It might be〜」「It could be〜」「He probably〜」「It looks like 〜」「She seems to 〜」


・試験管に止められるまで、話し続ける。

・必ずイディオムとフレーザルバーブを使う。

イディオムとは・・・慣用句のこと。「keep an eye on〜」「expand sb’s horizons」など。

フレーザルバーブとは・・・句動詞のこと。「tense up」「go along with」「gloss over」など。

ちょふ
ちょふ

私はこのパートが一番苦手でした。とにかく時間が足りないんです。何度も練習をして自分が話しやすいパターンを見つけられると良いと思います。

ケンブリッジ英検公式YouTubeチャンネルの動画を見てイメージをつけてみてください↓

スピーキングPart3

質問と、関連する5つの情報(テーマ)が書かれた用紙をもとに、パートナーと2分間ディスカッションを行う。(はじめに15秒間用紙を見る時間が与えられる。)

画像引用元:Free:Paper-based sample test|Cambridge English
ポイント


・1つのテーマについて長く話しすぎない。2分間で5つ全てに触れるのが理想的。

・質問から脱線しないよう注意が必要。パートナーが脱線していたり、話しすぎていた場合は、自分から割り込み軌道修正することも必要。

・できるだけナチュラルな会話を目指す。相手の目を見て聞き、必ず頷きや相づちをうつ。また、自分の意見を伝える際にもボディランゲージを用いる。

・相手の意見を聞いた後には反応を示す。
ー例ー
「I couldn’t agree more」「I totally agree with you」


・もしも反対意見をしたいときには、相手の意見を受け入れた上で自分の意見を述べる。
ー例ー
yes, but in my opinion, 〜」「I can see your point, but I think〜」


・必ずイディオムとフレーザルバーブを使う。

スピーキングPart4

Part3の内容に関連した質問が試験官より投げかけられ、パートナーとディスカッションを行う。

ポイント


・自分の意見を述べるのはもちろん、相手の意見を聞く配慮もする。
ー例ー
「What about you?」「Do you agree with me?」


・自分の経験など具体例を使って自分の意見を支持する。

ケンブリッジ英検スピーキングの勉強方法

ここまで読んでいただいてありがとうございます。

長くなってしまったので、具体的な勉強方法は次の記事でお伝えします。↓

にほんブログ村 にほんブログ村へ

にほんブログ村

コメント

タイトルとURLをコピーしました