ケンブリッジ英検を目指して勉強しているとぶつかる一番大きな壁、スピーキング。
日本人が最も苦手意識を持っているパートではないでしょうか。
さらに英検とは異なり、受験者2人同時に受験するというスタイルのため、より一層不安を感じますよね。
私もそうでした。
実際、試験対策を開始した頃は短時間で回答を考えることもできなければ、まして英語で伝えるなんて全くできませんでした。
しかし、実はスピーキングパートが一番伸びるんです。
なんと、私は、試験本番でスピーキングのスコアが一番よかったです。
ものすごく驚きました。
スピーキング力を向上させられたのは、イギリス現地の語学学校でノウハウを教わったことや、その後も効率的に自己学習を進めた結果だと思っています。
この記事では、ケンブリッジ英検に向けスピーキング力を向上させるためにやった勉強方法や、コツ、ノウハウを惜しみなく全て公開していきます。長くなりますが、役立つヒントが満載なのでぜひ。
ケンブリッジ英検スピーキングテストで求められていること
まず前提として、ケンブリッジ英検のスピーキングパートで「理想とされている受験者像」を知っておくと参考になると思います。
ケンブリッジ英検公式YouTubeチャンネルで試験官たちが話している動画が上がっています。
まとめると、以下のように言っています。
良い受験者とは、
・問題やパートナーの話を注意深く聞く
・問題など、わからなかった場合は聞く
・パートナーが言ったことにリアクションをとったり、興味を示したりする
・お互いに協力しコントロールし合いながら、会話を上手く進めて、結論を出す
・アイコンタクトやボディランゲージを使い、自然な会話を心がける
・わからない言葉があっても止まらず、自分の知っている単語の中で言い換えて表現する
・自分から話すことをやめるのではなく、試験官に止められるまで話し切る
・各パートの理想的な回答の長さを事前に確認し、練習をして時間感覚を掴んでおく
・正確性が高い
試験官が「preparation is key」と言っていますが、私もそう思います。練習してこそ、本番で良い結果が出せると信じています。
ケンブリッジ英検スピーキングの試験内容を解説
それではここから、実際の試験内容と対策について解説していきます。
スピーキングPart1
試験官と受験者間で簡単な自己紹介等のやりとりをする。
Part1では必ず一番最初に「名前」と「出身地」を聞かれます。
ここが差を見せる最初のチャンスです!
「I’m ちょふ」「I’m from Shizuoka in Japan.」
この回答ではもったいないです。
私が試験用に練習して、本番でも言った回答はこちら↓
「I’m ちょふ」「I’m originally from Shizuoka which is provincial town in Japan, but I’ve been living in London for 2 years now.」
明らかに最初の回答より良いのではないでしょうか。
ちなみに「provincial」は「C2」レベルの単語です。可能であればフレーザルバーブ(句動詞)を入れ込むのも良いと思います。
語学学校の先生(試験管経験あり)からも、まず最初に国名ではなく地名を答えてから、それを修飾するようアドバイスされました。
上級レベルの単語の見つけかたはこちらで解説しています↓
「名前」「出身地」の後に、「趣味」「英語学習歴」「出身国について」など、その他の質問が数個投げかけられます。
「Engexam.info」というサイトで、よく聞かれるPart1の質問サンプルをまとめてくれています。回答例も合わせて載っているのでとても役立ちます。
スピーキングPart2
与えられた3枚の写真から2枚を選択し、1分間、比較しながら描写する。加えて、問題用紙に書かれている2つの質問についても時間内に回答する。
描写後、試験官からの写真に関連した質問をパートナーが30秒程度で回答する。
別の写真を使用し、もう一人の受験者も行う。
私はこのパートが一番苦手でした。とにかく時間が足りないんです。何度も練習をして自分が話しやすいパターンを見つけられると良いと思います。
ケンブリッジ英検公式YouTubeチャンネルの動画を見てイメージをつけてみてください↓
スピーキングPart3
質問と、関連する5つの情報(テーマ)が書かれた用紙をもとに、パートナーと2分間ディスカッションを行う。(はじめに15秒間用紙を見る時間が与えられる。)
スピーキングPart4
Part3の内容に関連した質問が試験官より投げかけられ、パートナーとディスカッションを行う。
ケンブリッジ英検スピーキングの勉強方法
ここまで読んでいただいてありがとうございます。
長くなってしまったので、具体的な勉強方法は次の記事でお伝えします。↓
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