英語とは無縁の世界から、いきなり英語圏での生活をスタートすることになったという駐在妻さん、多いのではないでしょうか？
私もそのうちの一人でした。
イギリスへ来て英語がほぼ話せないことに絶望。
しかし、そんな私も渡英後2年で「ケンブリッジ英検 C1 Advanced（CAE）」に一発合格するまでに、英語力を向上させることができました。（他試験との比較：英検1級・TOEIC 900点・IELTS 8.0 相当）
この記事では、駐在妻は英語力を上げるために現地の語学学校へ行くべき？という疑問にお答えします。
現地の語学学校へ行くべき？
もしあなたが英語圏にいるのならば答えは「行くべき」です。
もちろん、あまり英語が話せなくてもスーパーやカフェで必要な最低限のフレーズを覚え、難しいことは旦那さんに任せておけば、生活はできます。
でも、せっかくの海外生活を充実させたい！せっかく英語圏に住んでいるなら英語力を向上させたい！と思っている駐在妻さん、ぜひ、一歩ふみ出してみて欲しいです。
現地で語学学校へ行くメリット
①ネイティブスピーカーから教わることができる
②英文法を英語で学び直すことができる
③他の英語学習者と知り合うことができる
メリット①ネイティブスピーカーから教わることができる
言わずもがなですが、本物の英語に触れることができるということは、とても貴重な経験だと思います。
もちろん映画やYouTubeでも「聞く」ことはできますが、実際に対面してコミュニケーションをとりながら「触れて」学んでいくのでは吸収率が大きく違います。
メリット②英文法を英語で学び直すことができる
中学・高校で学んできた英文法、結構忘れていませんか？どうせ英文法を復習するのであれば、圧倒的に「英語で学び直す」ことをおすすめします。
ただ復習してスタート時点に戻るのではなく、成長しつつ復習することができます。0からの何かを英語で学ぶのではなく、「なんとなく知っていること」を学ぶので、点と点が繋がりやすいです。
メリット③他の英語学習者と知り合うことができる
個人的には、これが一番の収穫だったと思っています。
語学学校は基本的にグループレッスンなので、他の英語学習者との出会いが待っています。
自分ひとりで学習を継続するのは難しいですが、お互いに切磋琢磨し合いながらモチベーションを保つことができます。
特にロンドンには他のヨーロッパ諸国から留学に来ている人も多いので、他の国の文化を知る機会にもなります。
私もドイツ人やポーランド人、スイス人と友達になり、学校をやめた今でも交友関係が続いています。素敵な出会いがあったので、勇気を出して語学学校へ行って正解だったと思っています。
その友達のいる国を訪問する計画も立てており、とても楽しみです。
ヨーロッパに住む友達を持つことになるなんて、数年前の私は全く想像もしていませんでした！
さらに学校外でも、一緒にランチやピクニックなどをする中で、確実に英語でのコミュニケーション能力が向上しました。
学校外なら細かい間違いを気にすることなく話せますし、何より必死に伝えようとすることがスピーキングの良い練習になりました。
学校で学んだことを実際の生活で使うことで初めて身になります。なので、英語でコミュニケーションをとる相手を見つけることもできる語学学校は一石二鳥です。
イギリスに住んで知ったのですが、一言で「英語を話す」と言っても、イギリスは他民族国家なので日々様々なアクセントやなまりに直面します。
非ネイティブスピーカーと会話をすることで、リスニング力を鍛えることができ、より実践的な英語を身につけることができました。
現地で語学学校へ行くデメリット
①お金と時間がかかる
②緊張や不安が大きい
③グループレッスン
デメリット①お金と時間がかかる
最近ではオンライン英会話が低価格で受講可能となっており、やはり比較すると語学学校の価格は高いです。
旦那さんの帯同者の場合、会社から一部学費を補助してもらえる場合もあります。ぜひ確認してみてください。
また、私が通っていた語学学校では、「ブラックフライデーセール」の時期に合わせて通常価格より定価で入学できる期間なども設けていました。
私は子なし駐在妻のため、時間だけはたくさんありました。なので、1日3時間半のレッスンに週4日通っていました。
子育てに忙しい駐在妻さんも多いと思います。でも諦めるのは早いです！どの学校も比較的フレキシブルにコースの組み立てができます。
例えば私のクラスにも子育て中の方がいましたが、午前中のレッスンを週3回とっていましたし、用事がある場合も振り替えで別日に受講していました。Webページを見たり、実際に学校へ問い合わせメールを送ったりして確認できますよ。
デメリット②緊張や不安が大きい
現地の語学学校にいきなり飛び込んでいくのは不安ですよね。でも大丈夫です。学校の先生たちは、非ネイティブスピーカーに慣れているので根気強く対応してくれます。
私も、勉強をはじめる前に入学手続きがとても不安でした。
とても緊張していましたが、優しく対応してくれるので大丈夫です。
現地の語学学校って他の生徒は若者ばかりなんじゃないの？と心配な方もいるかもしれませんが、実際私の学校には、10代〜50代まで幅広い世代の人が通っていました。普段、同世代以外の人と出会える機会ってなかなか無いですよね。
デメリット③グループレッスン
中にはグループレッスンにマイナスのイメージを持たれている方もいると思います。
確かに、一対一の授業に比べて他の生徒を待つ時間があったり、自分のペースにぴったり合わせて教えてもらうことができなかったりします。しかし、メリットも多いです。
・自分では気がつかなかったことを他の生徒が質問してくれ、理解が深まる
・生徒同士でディスカッションする時間もあり、自分の考えを人に伝える練習がたくさんできる
・人前で話す訓練になり、度胸が鍛えられる
・他の国のことを学べる
・他の生徒から刺激を受け、自分のやる気に繋がる
・友達を作ることができ、学校へいくのが楽しくなる
楽しくないと、英語学習って続かないですよね。
どの語学学校を選べばいいの？
イギリス、特にロンドンには多くの語学学校があります。各学校ごとに、様々なコースや教育メソッドがあるので、まずはWebページをチェックし内容や立地など自分に合う学校を探してみると良いと思います。個人的には最終決定の前に体験入学をおすすめします。
私も2つほどピックアップして、体験入学をしました。
最終的によりアットホームな雰囲気の学校を選択し、有意義な時間を過ごすことができました。
学校選びで私が重要視したことは、
「日本人向けの語学学校を避けること」です。
もしあなたが、日本人の知り合いを作ることを目的としているのであれば良いです。しかし「本気で英語力を伸ばしたい」「日本人以外の知り合いを作りたい」と思っているのであれば避けた方が良いでしょう。
日本人向けの学校の生徒はもちろん日本人です。他の日本人の前で英語を話す場面を想像して見てください。
恥ずかしさが先行して思い切り挑戦できないのと感じるのは私だけでしょうか？もし困ったら日本語で助けが求められるような環境では本気で英語力を伸ばすことはできないと思います。
上記でも話したように、いきなり現地の語学学校に挑戦するのは不安でハードルが高いと感じる方も多いと思いますが、大丈夫です。
最初は対面でお金やレッスンスケジュールなどの細かいことを調整するのが不安であればメールで伝えることも可能でしたよ。
オンライン英会話ではダメ？
私の思う答えは「オンライン英会話もいい！」です。
矛盾しているように聞こえますか？
オンライン英会話も英語学習にとっても最適だと思っています。
語学学校もオンライン英会話も、それぞれにメリット・デメリットがあります。実際、私はどちらも経験して、今はオンライン英会話で英語学習を継続しています。
おわりに
せっかく英語圏で生活できることになったのであれば、ぜひ現地の語学学校へ挑戦してみてほしいです。
英語力の向上はもちろん、それだけでなく日本にいたらできないような出会いや経験ができたり、一生涯の友人に出会える可能性もあります。貴重な駐在妻生活、充実した実りある日々になりますように。
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